5、奈良ソムリエのバスガイドUさんと薬師寺
この日ガイドしていただいたのが奈良交通のUさん。最初に東大寺南大門、大仏殿でご案内をされたのを聞いて、ガイドさんに、「奈良検定もっておられるのではないですか?」とたずねました。何しろすばらしい説明であったからです。丸暗記というのではなく、整然とまとめられて説明されていたからです。
ガイドさんいわく、「はい、ことしソムリエ(奈良検定の最上級)をもらいました」、との謙虚なお言葉。さすがでした。
「奈良交通のバスガイドでも、ソムリエはふたりしかいません」、ということでしたが、この日ガイドをしていただきラッキーでした。宮崎県ご出身とのことでした。もともと歴史好きだったとのことでした。
あちこちでの説明をうかがい、なるほどここは知っているけれど、ここは知らないな、というところがあちこちでありました。勉強になりました。暑いので、説明はいつも日陰で、というご配慮もありました。(写真は、薬師寺にて。)
ガイドさんご紹介の修学旅行生の笑い話、「サイトウさんのそばのコンドウさんの家にはトウトウ(TOTO)=トイレがある。」とか。
「東塔をしっかり見てください。7,8年間、解体修理で見られなくなります」
(この日は暑く、空も真夏のぽっかりとした雲がうかんでいました。玄奘三蔵院から見る東塔と西塔が並ぶ姿です。)
ところで薬師寺さんのお話。実は6月名古屋のホテルでの話。業界の総会の会場の前で、青年会議所のころからそして現在奈良ロータリークラブでご一緒の山田法胤薬師寺ご住職、兼喜光寺ご住職にばったりお会いしました。行基さんの会で毎月名古屋でお話をされているということでした。7月に薬師寺をたずねますと、言いましたら、お坊さんのお話を聞いてくれたら良いということでした。
バスガイドさんが薬師寺受付でお願いしてくれましたので、金堂の中で30分間、いすに座ってお坊さんの法話をうかがいました。(これなど個人で行くとなかなかお願いできないものです)締めくくりに2000円の般若心経のお写経の話を聞きました。
金堂の薬師三尊を拝観のあと、国宝三重塔(東塔)へ。先月解体法要がありましたので、いつ解体修理が始まるかわからない、始まると7,8年は拝見できないラストチャンスでした。
すゐえん の あま つ をとめ が ころもで の
ひま にも すめる あき の そら かな
ちょうど東塔の水煙を詠んでいます。くわしくは素空氏のhpをご覧下さい。
そして大講堂、東院堂を見学して、玄奘三蔵院へ。平山郁夫画伯の大壁画のある、大唐西域壁画殿を見て、西ノ京駅そばに回送してくれていたバスへ到着。見学時間90分、2時30分。全国からこられた皆さんを、バスは京都へお送りしました。西ノ京で別れて、わたしは電車で奈良に戻りました。(この日は、奈良の世界遺産4ヶ所を見学できました)、暑い中、充実した一日でした。
薬師寺のhpです。http://www.nara-yakushiji.com/
(1泊2日奈良のミドルのための修学旅行おわり)
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