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2011年2月13日 (日)

「聖武天皇」

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「聖武天皇~責めはわれひとりにあり」、森本公誠師著。講談社発行、税別2600円。

本の帯には以下のように書かれています。

政変と兵乱、災異と疫病、律令国家草創期の困難な時代。天皇はそのすべてを背負った。

歴史家として真摯に史料と向き合い、東大寺の住職として人間への洞察を深めてきた著者が描く『格闘する天皇』の実像

「長屋王の変」の真相、光明皇后と藤原氏の発展、遣唐使の往還、繰り返される遷都、そして東大寺大仏開眼。

「責めは予(われ)一人に在り」とは聖武天皇の詔のうち筆者がもっとも心打たれた言葉である。旱魃による不作の連続で飢饉が起こり、民が罪を犯してしまうような事態に至った、その全責任は朕一人にあるとして、聖武天皇は罪人に大赦を与えたのである。危うさのまえから逃げようとする人間は多いが、天皇は逃げなかった。(本書より)(本の帯ここまで)

4年にわたり奈良新聞で連載されていましたが、1冊の本になっています。本文で438ページ。先日ある会合で、森本長老にお会いしたら、「すこし長いといわれているのだが」ということでしたが、たしかに読みごたえのある本で、すこしずつ読んでようやく読み終えました。

はなやかに思っていた聖武天皇の時代は実にたいへん時代であったのだなと思うことです。そして正倉院宝物などに歴史を残されているものだと思いました。

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