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2011年1月27日 (木)

小泉淳作画伯

先日のNHKの日曜美術館は、先日京都で見てきた、東大寺ふすま絵の小泉画伯に3年間密着取材されたものでした。

東大寺の本坊では、長いあいだふすまに絵はなかったそうで、今回小泉淳作画伯に依頼したそうです。しかも白黒ではなく、色彩ゆたかにという東大寺の希望です。テレビでは3年ほどかかって作成される様子を追いかけていました。

小泉画伯は蓮がいちばん美しい花だと語っていました。長年スケッチされてきたり、今回も連日朝早くから蓮のスケッチされる様子、そして10何枚ものふすまに実際に描かれている様子、たいへんな大きさであり、労力で北海道のもと学校の空き体育館で描かれたり、鎌倉で描かれたり何年もかかって仕上げられていました。

また桜は誰にでも取り付きやすい画題であり、いままで描いたことがなかったそうです。奈良の宇陀の又兵衛桜や吉野の桜などを熱心にスケッチされていました。そこではじめて桜のふすま絵を描かれたそうです。最後に満開の桜のふすま絵のあいだに、西行法師の桜の歌『願はくは花のもとにて春死なむ その如月(きさらぎ)の望月の頃』が小泉画伯の希望でおかれていました。

東大寺大仏様に奉納されている様子も映し出されました。

会場では、大きさと美しさに感動するばかりでしたが、完成まで3年という歳月、86才とという年令、そして小泉画伯のことばは本物だなとあらためて感じ入るものでした。4月には東大寺本坊でも特別拝観があるということでした。

こんどの1月30日(日曜日)夜20時から45分間NHK教育テレビで再放送されるようです。おすすめの番組です。

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コメント

お薦めの番組との事でしたので、録画して拝見しました。

『蓮の花が一番好き』
そして、完成した襖絵に対して
『サインはしない』と仰ってた姿が素敵でした。

奇しくも、難波高島屋展のチケットを頂いたので、近日中に見に行って来ます!

ちゃっぴぃさん、コメントありがとうございます。わたしの知り合いも大阪へ見に行きよかったということです。

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