会津八一展 日経新聞から
2010/12/11付 日本経済新聞 朝刊 の文化往来に会津八一展の的確な記事が載っていましたので紹介します。

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(文化往来)会津八一が創作・監修、仏像写真など展示
大正・昭和期の歌人、会津八一(1881~1956年)の足跡をたどる展覧会が奈良市の奈良県立美術館で開かれている(19日まで)。終了した東京展と新潟展は八一の愛した奈良の仏像が主体だった。奈良展は八一の書画、歌書のほか、八一が監修した仏像写真、八一が検証した奈良の寺院の古代瓦などが中心。展示約140点のうち半数程度が奈良展独自の出品で、美の創造者としての八一の個性が前面に出ている。
1924年出版の古美術写真集「室生寺大観」に代表されるように、八一監修の仏像写真は黒色を背景に仏像の陰影や手、衣紋などの細部を強調。仏像写真に新たな感性を吹き込んだ。小川晴暘(せいよう)が撮った「新薬師寺 伐折羅(ばさら)大将像」「中宮寺 菩薩半跏(ぼさつはんか)像」などが有名だ。飛鳥寺や法隆寺の丸瓦も数多く展示。八一は古代瓦に初めて注目した美術史家でもある。
東大寺の大仏台座のほか法隆寺や薬師寺の文様を写した拓本も多くは奈良展だけの出品で、通常の観覧では実物を目にするのが難しいものがほとんど。会場全体が奈良の美と魅力に包まれている。
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tetsudaさんのブログ「日々ほぼ好日」にも詳しく紹介されています。
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/5bc5f88527de9b186f61c40aee1bc06a
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