会津八一展へ 奈良案内1
かねてから計画中であった会津八一研究家の素空氏とかれの友人の皆さんと、朝10時奈良県立美術館でまちあわせて、会津八一展へいってきました。いろいろな書や、県内のあちこちのお寺などで詠まれた短歌の自筆の掛け軸や額で展示されていました。
また、興福寺の板彫りの仏像や大仏様の蓮弁などが拓本で出ていました。そして奈良県のあちこちの会津八一の歌碑の写真や拓本などが展示されていました。正岡子規との交流も紹介されていました。
写真家の小川晴暘、入江泰吉、画家の杉本健吉、板画家の棟方志功らとの交友や共に創られた作品や、東大寺の上司海雲師などとかわされた書簡なども展示されていました。また「自註鹿鳴集」の自筆原稿などもありました。
東京の展覧会では、奈良の仏像がどうも中心で、肝心の会津八一の作品がやや少なかったように聞いていますが、今回は仏像は少なく、むしろ、会津八一にスポットがあてられているようです。
奈良を深く愛し、奈良の魅力を引き出し、世に多くの古寺、仏像、美術、奈良、短歌、書などを紹介した会津八一だと思います。多くの人にぜひ見ていただきたいと思います。
図録では多くの先生方の文が書かれていてそれぞれに会津八一をわかりやすく語られています。
展覧会は12月19日までですからお早めにどうぞ。hpは、http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_menuid-22193.htm
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