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☆正倉院展の番組は、10月31日日曜日、NHK教育テレビで朝9時から9時45分、日曜美術館「天平のこころ輝いて~第62回 正倉院展~」
☆また、関西ではABC朝日放送で11月3日朝9時58分から10時53分、正倉院の特別番組があるとのことです。
☆11月3日はほぼ同時刻の9時55分から10時50分、TBS、毎日放送で先日の東大寺大仏殿前でのコンサートの放送があります。
【出演】 サラ・ブライトマン HY 北河原公敬(東大寺別当) ほか 【ナレーター】 吹石一恵
・東大寺音舞台 ~永久保存版!世界の歌姫と華麗なる世界遺産
奈良・東大寺で行なわれた「東洋と西洋の出会い」をテーマに、世界一流のアーティストが音楽やパフォーマンスを奉納する文化イベント「音舞台」の模様をお送りする。
東京での仕事を終えて、上野公園の東京国立博物館の平成館でおこなわれている東大寺展を見ることができました。
平日の雨で博物館拝観には良い日で、ほどよい入りでゆっくりと拝観することができました。奈良で見ることができるといっても、ふつう良弁和尚の像など1年でも12月16日の日しか拝観できませんし、重源上人像や公慶上人像なども決められた日しか拝観できません。
大仏殿まえにいつもある国宝の八角灯篭も、室内でみると4.5mととても大きなものでしたし、いろいろな彫刻なども良く見えました。そして数多くの仏像に、お経、文物などすばらしい東大寺のいろいろなものが展示されていました。
大仏様の実物大の右手や、大仏さまを8m四方の大きなスクリーンの12分間の映像で興味深く拝見することができました。
2300円のこの展覧会の図録を買い求めると、ちょうど東大寺のお坊様に「華」の字を書いていただくことができました。なんと森本公誠長老さまでした。奈良でもこのようなチャンスはめったにありません。
出張先で、東大寺の仏様の展覧会を拝観できる良い機会になりました。関東方面の方にはぜひこの機会にご覧いただきたいと思います。
展覧会のhpを参考にしてください。
「東京にて視る東大寺の特別展重源上人像尊くまぶし」(やまと歌壇採歌)
先日 奈良県の中小企業代表者等交流会~中小企業の危機克服・地域活性化~が、ホテル日航でありましたので出席してきました。
奈良県の中小企業団体の集まり四団体の主催です。
ここで、奈良県知事の荒井正吾氏の講演「奈良県の経済について」が1時間あまりありました。
最初、奈良県の産業状況の10年間の変化を全国の平均の変化との比較がくわしく分析されました。また雇用・就業率も分析されました。また一人当たりの所得状況も。そして消費状況や人口の変化も。
総じて、きびしい数字がならんでいました。日本も良くないが、奈良県はその中でも・・・・・。
そして今後。
奈良の未来を創る5つの構想案として、兆し→調べ→願い→「5つの構想案」→協議・調整・同意→計画・実行。
NO1.ポスト1300年祭、NO2ポストベッドタウン奈良、NO3健やかに生きる、NO4奈良に暮らす、NO5南部を元気にする
現在奈良県庁で主体的に実施(検討)している主な施策として
平城遷都1300年記念プレミアム商品券の発行
県営プール跡地などでのホテルを核とする賑わいと交流の拠点整備
古事記完成から1300年を迎える2012年。記紀万葉プロジェクト
県立病院および県立医科大学附属病院を中心としたまちづくり
佐保川、飛鳥川など川辺のまちづくり
一市一まちづくり
などが語られました。
23日から正倉院展が始まりました。好天であり、またことしはテレビなどでもよく奈良のことや正倉院展のことが報じられていますので、出足も良いようです。
わたしも早速拝見してきました。五絃の琵琶はとても美しく、たくさんの人が集まっていました。すっぽんの蓋物は実にリアルでした。鼈甲でできた杖もきれい。
仲麻呂、道鏡、などの署名入りの書。聖武天皇や光明皇后の愛用の品々など・・・。
ここ数年前のかつての品に模してつくられた品は、模造品とありましたが、とてもすばらしい作品であり、むしろ再現品と呼んだ方が良いのではないかと思いました。
ともかくも、正倉院展で見て、そのうえでりっぱな図録で解説を読みながら、再度見るというのが良いのではないでしょうか。
図録で言えばその巻頭に、正倉院そのものの歴史や江戸時代、明治時代、昭和15年、戦後の正倉院展のことを概略版といっても、とてもくわしくわかりやすく、奈良国立博物館学芸部長の西山厚先生が書かれていますので、ぜひ読んでいただきたいと思います。
わたしは当日、運よく西山厚先生にごあいさつできましたし、そのかたわらのテレビや本で有名な「仏像ガール」(奈良国立博物館の文化大使)さんの名刺を頂き、お話しすることもできました。
奈良国立博物館のhpはhttp://www.narahaku.go.jp/です。
当日ばったりたくさんの人の中で出会った、かぎろひさんのブログに早速うまくレポートされています。http://kagiroi.narasaku.jp/
そして、あるくん奈良スタンプラリーの冊子は、近鉄奈良駅行基菩薩広場とJR奈良駅旧駅舎(奈良市観光総合案内所)まえ広場で配布しています。無料で地図など情報がてにいれられますし、地図に印のあるお店などで買い物したり食事したりしてスタンプをもらい3つたまると上記2ヶ所で抽選で景品が当たります。http://arukunara.sblo.jp/article/40889678.html
知人から最近復刻されたばかりという1冊の冊子をいただきました。
古都奈良の昭和ロマンここに蘇る。昭和12年発行の「奈良名勝漫遊3日間の旅」という48ページの冊子です。
なかなかなつかしくて新鮮です。
発行はデジタル夢工房。税込み1000円、お問い合わせ、ご注文はinfo@d-yumekobo.com へということです。
先日は佐保短期大学の生活未来科、ビジネスキャリアコースの「地域活性化論」という授業で、もちいどのセンター街の活性化及び奈良市中心市街地のことを話すように要請されましたので、いってきました。かつて中学高校の水泳部で冬のトレーニングでよく走っていった護国神社のそばにある大学です。90分授業で最初担当の先生のお話もあり、80分ほどなんとかお話しすることができました。
学生は10人あまり、そしてビジネスキャリアコースの先生が3人も参観に来られていました。佐保短期大学のhphttp://www.narasaho-c.ac.jp/index2.html
また別の日三重県菰野町の商工会の皆さん30人ほどがもちいどのセンター街に視察にこられました。30分あまり説明をさせていただきましたが、歩いて熱心に商店街を見学していただきました。
また韓国から10人ほど奈良の中心市街地の商店街の見学に来られました。
10月17日は、NHK衛星第2で、午前11時から夕方5時まで、6時間にわたって、奈良からの生放送がありました。奈良県庁屋上をメインに、興福寺、平城宮跡、薬師寺、明日香村、の5ヶ所から放送されました。
関東の友人はテレビでかじりついて見たそうですし、北海道の知人もしかり、奈良市内の友人の奥様もきょうばかりはテレビを見ますと、それぞれ熱心にご覧になったようです。
それぞれの中継先のレポーターや解説のゲストの方もおもしろかったし、「あなたの知らない奈良」というタイトルどおり、知らないこともたくさんありました。
そしてこの日しか見られない興福寺南円堂特別拝観もありましたし、国宝館の阿修羅像など。あまり入らなかった東金堂、16日に立柱式があったばかりの中金堂再建中の様子など。薬師寺の金堂の屋根裏に安置された多数の写経、明日香村や平城宮跡の様子。たしか東大寺や法隆寺、斑鳩もでてきました。
6時間見るのもなかなかたいへんです。また見逃した方に、関西特集では、11月5日(金曜日)総合テレビで夜8時から8時43分まで再放送されるとのこと。
また12月5日(日曜日)午後1時から4時まで3時間の総集編にしてNHKbs2衛星第2で再放送されるということです。
放送を通じて、奈良の古いもの、というだけでなく、奈良は日本であり、その良さが残り、多くの先人などによって1300年、2000年と受け継がれ、修理され、再建されて続いてきたこと、奈良の人たちや全国の人たちによって、支援されてきたこと。時間的にもそれは自分たち自身を見つめることであり、未来にもつながることであること。距離的にもシルクロードなどで、アジア、中近東、さらにヨーロッパにも通じている、その終着駅が奈良であること。ゆるい平成の時代にあって、天平の伽藍ですこしぴりっとすることも大切ではないか。ふつうの家や店舗も少しずつ景観を良くすることも必要ではないか。1300年も今までの人生50年の倍、その13個分と考えれば、奈良時代の人たちと、いまわたしたちは同じ空気を吸い、同じ風を感じているのではないか。また奈良時代の人たちも同じような空気を吸い、同じような風を感じていたのではないか、など語られた言葉が印象に残りました。
また皆さんときどき奈良をたずねていただき、それぞれに奈良を楽しんでいただきたいと思います。そして、このような奈良の地に住んで生活して、仕事して、遊び学ぶことにあらためてありがたさを噛みしめたいと思っています。
奈良国立博物館を通りかかると、23日からの正倉院展の準備が着々と進められています。11月11日まで。
耐震工事も終わって、西新館も新装なってお目見えとのこと。今回は遷都1300年でとくに五絃琵琶も出品とのことです。特別展のhpです。
http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2010toku/shosoin/shosoin_index.html
読売新聞の以下のHPも参考になります。http://www.yomiuri.co.jp/shosoin/
10月16日秋空のもと、暑いくらいの日差しがふりそそぐ中、興福寺の中金堂の立柱式に参列してきました。
朝日新聞は「再建工事が進む奈良・興福寺の中枢・中金堂(ちゅうこんどう)の36本の柱が無事に立ったことを祝う立柱(りっちゅう)式が16日、奈良市登大路町の同寺境内であった。700人が出席、江戸時代の1717(享保2)年に焼失した仏堂の再興を願った。2018年の落慶を目指している。
1300年前の平城遷都とともに藤原不比等(ふひと)によって創建された中金堂は、戦災や火災で何度も焼失。その度、天平時代の規模と形を踏襲して再建されたが、江戸の焼失後は仮のお堂でしのいできた。
立柱式は、藤原氏の氏社である春日大社に伝わる作法にのっとって行われた。宮大工らが柱のそばで木づちを厚板に打ち付ける槌打(つちうち)の儀などがあった。カメルーン産のアパ(アフリカケヤキ)が柱材に用いられたことから、奈良工業高等専門学校に通う同国の留学生も招待され、関係者とともに木づちを手にした。 」と伝えています。
柱材は遠く、アフリカのカメルーンから届いたそうです。
当日、多川俊映貫主のあいさつがありました。「いつの時代も、天平に帰れと再建を繰り返してきた興福寺ですが、こんどの中金堂の再建されたあかつきには、境内に天平の風が吹き、会津八一氏の歌にある仏の庭を実現したい」といわれました。あと8年後に落慶の予定だそうですが、多大な費用は、多くの人々の寄進によるものだと思います。多くの人々の協力なしにはできない大事業でしょう。
興福寺本坊前にある会津八一の歌
はる きぬ と いま か もろびと ゆき かへり
ほとけ の には に はな さく らし も
歌の解説は素空氏のhpに。
「興福寺中金堂の再建をめざしカメルーンの柱立ちたり」(やまと歌壇採歌)
16日、待望のならまちバルがひらかれました。午前11時から夜10時まで三条通り、もと友楽のまえに案内センターができ、69店舗のメニューや案内が表示されました。前日までにインターネットで注文していた人や当日券を買い求める人々がたくさん来てくれました。また人気のまんとくんhttp://mantokun.net/も来てくれました。多くの人々と記念撮影などしていました。
知り合いは、昼、花芝のU’s kitchenさんへ。
そして夢CUBE1期生の小西通りの「おちゃのこ」さんへいって大満足であったとのこと。
わたしは友人と昼食はすこし離れた、そば西本さんへいき出石の皿そばを楽しみました。
夕方から、あちこちのお店を訪ねました。まず一番に参加の手をあげてくれた樹樹さんへ。http://www.jyujyunara.com/jyujyu/
そして月吠(げっぽう)さんへ。http://www10.ocn.ne.jp/~geppoh/
元林院町のまんぎょくさんへ。電話0742-22-2265
京家(きょうや)さんhttp://r.gnavi.co.jp/k831100/
夢キューブのならスタミックスさんへ。http://narastarmix.co.jp/
藝育カフェsankakuさんhttp://www.aalabo.com/と
山口水産は満員でごあいさつだけで失礼。
そして もちいどのセンター街の駐車場の当日できた屋台村へ。すごい人で驚きました。長年思案はしてもなかなかできなかった企画です。(写真はもちいどののよばれやさんのご主人)
ここでもいろいろな人に出会いました。皆とても楽しく過ごしておられました。
そこで出会った、もちいどのセンター街のN販促イベント委員長、奈良県の次世代リーダー塾に通ってくれた夢CUBE1期生の遊路さんhttp://www.o-euro.com/のおふたりに出会い、もう1軒。
もちいどのOKビルの晴朗邸勝手口さんでしあげ。http://seiroutei.dip.jp/index.htmlそこではまたU企画委員長にも出会いました。で、何軒ハシゴしたのでしょうか。
地元だけでなく京都、神戸、大阪からも多くの人が来られていて、次回をぜひやってください、と励ましの声をいただきました。
ご参加の皆様、ご参加のお店の皆様ありがとうございました。
奈良は古いだけでなく、また新しい試みもおこなわれています。
こんどは10月にはいってアートシネマフェスタ2010という奈良前衛映画祭がおこなわれています。くわしくはhpをご覧ください。http://www.nara-zenei.com/
国宝特別公開2010ということで、五重塔初層・東金堂後堂を見ることができます。10月9日から11月23日まで拝観できるそうです。
そして10月16日はいよいよ興福寺中金堂の立柱式です。
興福寺のhpです。http://www.kohfukuji.com/
いよいよまちなかバル本番が近づいてきました。16日は奈良市中心市街地の飲食店69店で、バルチケットでスィーツからお酒まで楽しめます。
「スペインの食文化を代表するバルを奈良のまちなかに再現し、各店自慢の「1杯+1品(つまみ)」を楽しんでハシゴして歩くイベントです」
バルチケットは15日まで3000円。当日は5枚つづり3500円。
当日三条通のもと友楽(セガ)前広場には、テントを張って、お店の情報、メニューなどをお知らせするセンターが設置されますので情報をゲットしてください。
ブログあるくん奈良はhttp://arukunara.sblo.jp/
鏡池をご存知ですか。東大寺の南大門をくぐり、大仏殿の中門までの参道を歩くと右手にあるのが、鏡池です。そちらの中ノ島で、よく慶讃能をされますが、10月17日には奈良フィルの皆さんのコンサートが特別におこなわれます。
10月17日(日曜日)午後2時から3時すぎまで。無料です。
主催:奈良フィルハーモニー管弦楽団
共催:くらしにちょっとクラシック音楽!の会(略:くらクラの会)
~音楽で綴るシルクロードの旅~
出演は二胡の成尾牧子、ケルトの笛のhatao、ピアノの織田寛子、ソプラノ大原末子、バリトン今泉仁志の皆さん。
もし雨天の場合は金鐘会館にて(南大門のそば)おこなわれます。
東京国立博物館では、1昨年薬師寺日光月光菩薩像、そして昨年は興福寺阿修羅像のそれぞれ特別展が開かれ、どちらもたいへんな入場数であったということです。
ことしは、いよいよ10月8日から12月12日まで、東京国立博物館・平成館で、特別展・「東大寺大仏、天平の至宝」がスタートしたということです。ぜひおすすめの展覧会です。
展覧会のhphttp://todaiji2010.jp/では展示物の紹介とともに輸送の苦労なども紹介されています。
12月10日まで県内の多くの店で、使用できる平城遷都1300年記念のプレミアム商品券ですがすでに2日までに販売終了しましたが、追加発行されます。(1万円で、1万1500円分の商品券です。)http://1300premium.pref.nara.jp/index.html
当もちいどのセンター街事務所(夢CUBE2階)で、10月17日(日曜日)朝10時から販売開始。奈良県からお預かりする商品券は売り切れ次第終了です。
くわしくは存じませんが、17日には小西通り商店街など県内のほかの場所でも販売されるそうです。
10月11日、日課のように拝見している、奈良屈指のブロガーで奈良起こしに大活躍のtetsudaさんのブログ「日々ほぼ好日」http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_nを見てびっくりしました。
10月7日の当方のことが奈良新聞の「東奔西走」という記事に取り上げられたことなど、ここ数年の商店街のことをとてもうまくまとめて書いていただいています。本人が書くより、もっと上手に。
せっかくですので、書いていただいたブログを以下に紹介させていただきます。tetsudaさんありがとうございました。
16日のまちバル、16日から来月11日までのあるくん奈良スタンプラリーなど皆さんどうぞよろしくお願いします。
http://blog.goo.ne.jp/tetsuda_n/e/15a8398df5ffcf26c9b61988ce3d6fbb#comment-list
奈良の町は歩くとなかなか楽しい町ですが、ついつい通り過ごしてしまいがちです。今回、16日からはじまる「あるくん奈良スタンプラリー」南コースを歩いてみました。コースの一部が、13日夕方6時10分からNHK奈良(奈良県のみ)で、また15日11時30分からは関西で見ることができるNHK総合テレビ「ぐるっと関西おひるまえ」、という番組でも紹介されるようです。
いままで通っていても、見過ごしていたり、まちかどの小さな神社やお寺も説明がないとふつうに通り過ごしていました。スタンプラリーの冊子の解説の陰陽町の鎮宅霊符神社(宇宙創造神。なんともいえないかわいい顔の狛犬が鎮座しています)
そして十念寺(十念寺のおしろい地蔵さん。通用口から入って右手に地蔵堂、美女イケメンになりたい人「きれいになりますように」とお願いすればおしろい地蔵さんが叶えてくれるかもしれませんよ)。
( )内はそれぞれスタンプラリーの冊子のコメントです。
またここ数年、ギャラリーもずいぶん増えました。ふと足を止めて拝見するのも良いものです。今回はじめて2つのギャラリーを拝見しました。当方のギャラリーまつもりもおかげさまで12月までつぎつぎと展覧会がつづいています。ぶらり見学もおもしろいと思います。http://homepage2.nifty.com/matsumori/gyarari.htm
秋の好天のもと、10月8日、平城宮跡の大極殿前で、遷都1300年祝典がひらかれました。やや風強く幡がなびき、時折大極殿の金の風鐸が鐘のように鳴り響きました。
幸いお招きを受けましたので、出席させていただきました。
開会前にいろいろな音楽などがあったあと、10時20分から祝典がありました。
仲川げん奈良市長の開会の言葉のあと、吉野の神事や南都の寺院の般若心経などの祈り、そして趣向を凝らした踊り、音楽、雅楽、などとても内容のある催しが続きました。とくに子供たちが元気良く未来への宣言を中国語や韓国語もまじえながら熱演していました。
また秋山会長や荒井知事のあいさつ、総理大臣のあいさつ(代読)がありました。
天皇陛下のおことばは、意味深いものでした。「第一次大極殿を見るとき、かつての平城京のたたずまいに思いを深くするのであります。平城京について私は父祖の地としての深いゆかりを感じています」
さらに、多くの国からの渡来人や遣唐使の派遣が、日本の文化や技術の発展に大きく寄与したとする考えを示し、「遣唐使の乗った船の遭難は多く、このような危険を冒してわが国のために力を尽くした人々によって、さまざまな分野の発展がもたらされたことに思いを致すとき、深い感慨を覚えます」と話された。(サンケイ新聞より)
最後に、「遷都1300年をことほぐ(言葉で祝福する)とともに、古くから伝わる文化を守り育ててきた奈良の人々の幸せを祈ります」と守ってきた奈良の皆さんへ謝意をのべられました。今まででなく、心を込めた、中味の濃いおことばではなかったでしょうか。
最後の写真は出演者の皆さんの退場の様子です。コーラスの皆さんもたいへん良い演奏でした。
事前の催しから2時間以上のとてもさわやかな祝典が続き、12時過ぎに終了しました。
日経新聞の記事は、http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819695E2EAE2E2818DE2EAE3E2E0E2E3E29191E2E2E2E2ただ、予定されていたNHKの全国実況中継は、国会のため、とりやめになりました。前のブログを読まれた方には失礼しました。
あらためて、9日(土曜日)3時50分から4時30分まで全国総合テレビで祝典の様子が放映されるということです。こんどこそ録画してその様子をご覧いただきたいと思います。
「平城の遷都を祝い大極殿の風鐸が鳴り幡がはためく」(やまと歌壇採歌)
拝啓。奈良もすっかり秋のすがすがしさにつつまれてきました。お元気のことと思います。
さて、10月16日には、北海道の函館、兵庫の伊丹で人気のイベント、バルが、奈良市の中心市街地で初めておこなわれます。
あるくん奈良・まちバル、という催しです。16日にはまんとくんも来てくれます。
いま、5枚つづりの飲食チケットが3000円(たいへんおトク!!)で販売されています。当日まちなかの69軒の飲食店でスィーツから、おつまみつきアルコールまで、1軒1ドリンク+つまみ、が1枚のチケット、つまり600円で味わえます。奈良の昔からある店から最近できた店まで、奈良の飲食店はなかなか、ウマイといっていただけるように、皆さんご準備されています。この機会に、秋の土曜日の一日を昼から夜中まで奈良の町を楽しんでみてください。
チケットは、参加されるお店でも、もちいどの事務所22-2164、ひがしむき事務所でも、あるいは奈良商工会議所の地下の奈良市中心市街地活性化協議会 奈良市登大路町36-2(奈良商工会議所内)
でも、電話予約TEL/FAX 0742-26-1666でも、あるいはメール予約 narachukatsujimu01@yahoo.co.jp もできます。
当方のコメントに入れていただければ、非公開で当方にもメールが届きます。
このほど、MAPができましたし、各お店、メニューなどの紹介のhpができました。http://www.nara-cci.or.jp/~chukatsu/machinaka_bal/bal_shop.html
どうぞよろしくお願いします。16日に奈良のまちかどでお会いしましょう。
ではまた。 鹿鳴人
このところ、NHKでは奈良のことがよくとりあげられます。おしん局長といわれる支局長の奮闘かもしれません。
衛星第2テレビでは3夜連続で放映されるとテレビでいっていましたので、番組表でしらべてみました。録画して見逃さないようにしようと思います。
平城京遷都1300年平城京 戒厳令の夜~木簡が語る「仲麻呂の乱」~
チャンネル :BS2
放送日 :2010年10月11日(月)
放送時間 :午後9:00~午後10:30(90分)
平城京遷都1300年平城京・幻の八角七重塔~古代ニッポン
チャンネル :BS2
放送日 :2010年10月12日(火)
放送時間 :午後9:00~午後10:30(90分)
古代日本のハイウエー~1300年前の“列島改造”~
チャンネル :BS2
放送日 :2010年10月13日(水)
放送時間 :午後9:00~午後10:30(90分)
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今から千数百年前、総延長6300kmにも及ぶ4車線相当(幅12mほど)の巨大道路ネットワークが敷かれていた!“古代日本のハイウエー”の謎と、その背後の歴史とは。
先日、関東のほうから大学時代の友人ご夫妻が、新婚旅行以来34年ぶりに奈良に来られました。ちょうど先日オペラ「遣唐使」を拝見したばかりであり、薬師寺の東塔がこの秋で10年ほど解体修理のため見られなくなるということで、薬師寺へ行きました。ちょうど東の三重塔は初層を拝見することができました。また西の三重塔も初層を拝見することができて、中の仏像も拝見することができました。金堂も再建されて30年くらいたつのでしょうか、彩色もやや年月もたち時代を感じさせて良いと思いました。金堂の中の薬師三尊はブロンズで黒く光輝いていました。さらに新しい講堂へ。仏足石や仏足石歌碑など国宝も展示されていました。しばらく歩いて玄奘三蔵院伽藍へ。不東とかかげられた玄奘塔、さらに平山郁夫画伯の大西域壁画を拝見することができました。
つづいて唐招提寺をたずねることにしました。天平の甍の、昨年再建された金堂はゆったりとしていました。金堂、講堂の仏様をお参りして、会津八一の歌碑を見て、戒壇へ。そしてはじめて鑑真和上の廟へお参りしました。森の中、しっとりと雨上がりでコケもとてもきれいなことろでした。会津八一の歌です。
おほてら の まろき はしら の つきかげ を
つち に ふみ つつ もの を こそ おもへ
(大寺のまろき柱の月影を土に踏みつつものをこそ思へ)
歌意
唐招提寺の丸いエンタシスの柱が月の光で大地にくっきりと影を落としている。その影を踏みながら私は深いもの思いに耽っている。
素空氏の解説から。
お墓は八角形に石の柵で囲まれていました。
平城遷都1300年の祝典が、平城宮跡で天皇陛下・皇后陛下ご臨席の元、10月8日(金)朝から行なわれるということです。
10時20分開会、12時05分閉会とのこと。
NHKの総合テレビで全国放送されるということです。10月8日午前11時05分から11時54分までということです。
10月9日、10日16時30分からNHK総合。録画お忘れなく!ということです。
自室の本棚で、以前読んだことがあるのですがすっかり忘れていた島村利正の「奈良飛鳥園」という本が眼にとまりました。ふと中を読み返すと、会津八一が日吉館に宿泊してウィンドー越しに小川晴暘の1枚の写真を見て、出会い、柳生の石仏の写真を撮りにいったことから、朝日新聞の写真部をやめて、仏像写真をとりはじめたこと。十輪院の石仏、東大寺三月堂、戒壇院、そして法隆寺の仏像をつぎつぎと黒バックの手法で撮り始め、つぎつぎと知り合いやファンが広がっていったことが書かれています。
ちょうどいま飛鳥の万葉文化館でおこなわれている、「写真展 小川晴暘と奈良 飛鳥園のあゆみ」の飛鳥園のことを書いています。
本の帯には、「この輝きをレンズで捉えたい!仏像の持つ神秘の美に魅かれ、清深な心と鋭い眼で奈良の古美術を現代に蘇らせた、情熱の写真家、小川晴暘の生涯」とあります。
昭和55年に新潮社から発行されています。
ことしの鹿の角きりのポスターを見かけました。なかなか良いポスターと思います。
南都銀行本店ウィンドーの展示です。
10月9日、10日、11日行われるということです。くわしくは、奈良鹿の愛護会のhpをごらんください。http://naradeer.com/
8日は特別に天皇陛下がこらんになるとか。
10月の奈良は実に盛りだくさんです。
アートブロムやいろいろな展覧会。1日プレミアム商品券が発売開始。
2日オペラ遣唐使や東大寺でもいろいろな演奏会やイベント。
興福寺では16日中金堂立柱式。
9から11日は鹿の角きり。
7日から10日は天皇皇后両陛下がこられ、8日には平城宮跡で祝典(NHK全国中継あるとか)。
23日から11月11日まで奈良国立博物館では正倉院展。
16日からあるくん奈良スタンプラリーが11月15日まで1ヶ月間。
16日には、奈良では始めてのまちバルの実施。
16日ー17日は奈良町わらべうたフェスタ。
31日には喜光寺で会津八一の歌碑が除幕とか。
平城宮跡では10月9日から11月7日まで平城京フェアです。
長らく工事であった宝来町あたりの道路の立体部分が9月末から、2車線から4車線に。
10月はじめから大森町の高架のJRとの立体交差がとりあえず2車線で使用開始とか。
JR奈良駅下もすこし整備され飲食店もはじまるとか。
県内いろいろな社寺でも特別公開とか。
いつも美しい歌の歌詞や絵を届けていただく、野村さんご夫妻からの「みんなで歌おう」のご案内です。10月2日から11日まで(4日は休み)9時から5時まで、奈良町の鳴川町の音声館(おんじょうかん)でおこなわれるそうです。
奈良市音声館のhpは以下の通りです。http://onjokan.city.nara.nara.jp/
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