仏像修理100年、特別展
仏像修理100年という特別展をされている奈良国立博物館の東新館に、ミュージアムショッ
プを見ながら地下の通路を通っていきました。仏像修理100年、フェノロサや岡倉天心のこ
ろ、お寺が荒れていたころからはじめられたそうです。和歌山県高野山から奈良、そして京
都など。美術院の活動が伝えられています。
いろいろな工夫を凝らして、修理が加えられています。東大寺南大門の仁王さんの解体修理
もわかりやすく紹介されていました。
法隆寺の百済観音像、興福寺の阿修羅像なども一流の仏師によって模造されて展示されて
いました。興福寺の阿修羅像の模造(昭和50年から60年代)から、現在の様子を模造する
のではなく、作られらころの模造されるようになっていると説明されていました。したがって、
吉祥天像もとても彩色が鮮やかな模造でした。
最後に触れる仏像や、1片ずつお持ち帰りくださいという、クスノキやカヤやヒノキのかけらが
ありましたのでもらってきました。それぞれの木がとても良い香りがします。
それから、文化財保存修理所が、敷地内にガラスの地上部で多くは地下部分にあることを
はじめて知りました。事前申込で9月8日と15日に特別公開があるそうです。
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