「デフレの正体」
以前、「実測!ニッポンの地域力」を拝読した、日本政策銀行参事役の藻谷浩介さんの新しい本です。タイトルは、デフレの正体ー経済は「人口の波」で動くー、(角川ONEテーマ21という新書、760円)です。この本をこの春奈良にも来ていただいた、三橋重昭さんのメルマガでご紹介を受けました。
早速書店で見つけて読んでみました。普通、常識と思われている経済予測が実は問題ありではないかと思われました。ぜひ実際にお読みいただいたらと思います。
△「景気さえ良くなれば大丈夫」という妄想が日本をダメにした!
△国際経済競争の勝者・日本
△「好景気下でも内需縮小」が延々と続く
△「生産性向上」努力がGDPのさらなる縮小を招く
△マクロ政策では不可能な「インフレ誘導」と「デフレ退治」
△「日本の生き残りはモノづくりにかかっている」という誤解
△ではどうすればいいのか。高齢者激増に対処する「船中八策」
と本の帯には書かれています。
わたしはそれもさることながら、最後の方の以下の呈示もなるほどと思えました。
・日本は、中国など外国の観光客を呼ぶことが大切。
・「観光収入の多くは人件費に回るので付加価値が高い」。
・「観光は農業から、製造業、建設業、不動産業、金融業、その他サービス業まであらゆる地域産業を活性化する総合産業です(観光カリスマの山田桂一郎氏の指摘)」
・「多用な個性のコンパクトシティたちと美しい田園が織りなす日本の登場」。
・「経済を動かしているのは、景気の波ではなくて人口の波、つまり生産年齢人口=現役世代の数の増減だ」
などの言葉が印象に残ります。
より的確に述べられているNPO法人のまちづくり協会理事長のの三橋重昭さんのメルマガを紹介しますのでぜひごらんのほどお願いします。
以下をクリックしてください。「minasama.doc」をダウンロード
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