上野誠先生のテレビから
先日のNHK教育テレビ「こころの時代」から、すこし心に留めたところをメモします。 上野先生いわく、
万葉集は、「官報ではなく、新聞の三面記事であり、週刊誌であり、生きた人間のもろもろが書かれている。」
「人間、生きとし生きるものは、限りある存在ではあるが、言葉は生き続ける」という意味の言葉が印象に残りました。ご自分のおかあさんや、おばあさんのことを紹介しながらのお話でした。
大伴旅人の酒の歌13首、そのうち生きているうちに楽しもうよ、という歌があるということでした。
本棚の上野誠先生のPHP研究所からでている 「みんなの万葉集ー響きあう『こころ』と『ことば』」の中にありました。(2002年発行、1500円税別)
生ける者(ひと) 遂(つい)にも死ぬる ものにあれば この世にある間(ま)は 楽しくをあらな (大伴旅人、 巻3の349)
上野先生の現代語訳は、生きとし生けるものは、いずれは死ぬという運命にある━。だから、この世にある間は・・・・・楽しく生きていたいものだ。
テレビのNHKこころの時代~宗教・人生~ 天平の言霊をみつめて
再放送は、6月21日(月)教育テレビ 午後 2:00~3:00にされます。
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「空」は体得すみのこと。
投稿: tettajiji | 2010年6月17日 (木) 20時31分
コメントがむつかしいー。
投稿: 鹿鳴人 | 2010年6月19日 (土) 11時50分