平城宮跡の大極殿と下弦の月
ふと大極殿の短歌とお話に触発されて、朝6時過ぎ、平城宮跡にずいぶんひさしぶりに出かけてきました。
ちょうど夜明け前、下弦の月が天高く輝いていましたので、入江泰吉先生の写真のように、下弦の月をいれた写真です。
万葉集の歌のようだといっていただきました。
ひむがしの 野にかぎろひの 立つ見えて かへり見すれば 月かたぶきぬ
東の 野に炎の 立つ見えて 返り見すれば 月傾きぬ 万葉 柿本人麻呂
やはり奈良の朝はすばらしいものです。
日の出のあとの新しい大極殿の金色のシビに風鐸が朝日に鮮やかでした。そしてたしか屋根の真ん中の金色は玉座をあらわすとか。
正月も明けて、いよいよ遷都1300年祭の春の準備がすすめられているようでした。
「大極殿の空高く下弦の月ありて東の空からかぎろひの立つ」(毎日やまと歌壇採歌)
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