「の」はどこ?
昼もちいどのセンター街を歩いていると、小学校高学年くらいの少年が、「の」はどこ?と小さな路地の入り口で尋ねてきました。はて、「の」はどこ?当方がさも知っている地元の者だから尋ねているようですが、「の」は見当がつきませんでした。
しばらく話すると、「の」ではなく「のう」らしい、ああそうか、「能」かということがうっすらとわかりました。で、「そこにぼくを連れて行ってほしい」といいます。急ぐ用事でもなかったので、少年にこの路地か?と聞くと、それは間違っていない様子。で50mほど路地を歩いて、知り合いの人に尋ねると、その家の隣であることがわかりました。少年も「わかった」と自分でも見つけられた様子でした。
そこは昔から、芸者さんたちが三味線や踊りなど、芸事を稽古する「元林院検番」というところでした。どうやら、そこで子供能の稽古をしているということのようでした。
「の」はどこ?,灯台下暗し、不思議な道案内でした。
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