近畿中心市街地活性化ネットワーク研究会
第2回の近畿中心市街地活性化ネットワーク研究会が21日奈良市の奈良商工会議所で開かれました。近畿を中心とした各地から、まちづくりを実践されている方、中小機構、経済産業局など国県市など行政の方、商店街の方など60人あまりが集まられました。
午後2時から、早速開演、最初に奈良市中心市街地活性化協議会事務局長の木野本さんから、奈良市の状況の話があったあと、まず奈良の実践の現場を視察ということで、2つのグループに分かれて、もちいどのセンター街の夢キューブ、フレッシュマート「オーケスト」、絵図屋やいろいろなお店、ならまちの入り口あたり、を1時間あまり歩かれました。わたしども地元のものがあちこちをご案内説明をしました。
その後ふたたび商工会議所に戻り、奈良市における特長的な取り組みとして、中心商店街の取り組みーもちいどの商店街の取り組みーということで25分間時間を与えていただき、理事長のわたしから報告をしました。
2004年もとパチンコ店の土地建物を空き店舗化することを恐れて、商店街が総会の決議を経て購入したこと。そのまま利用という目論見が耐震構造の問題で建て替えることにしたこと。その資金めどは当初なかったが、幸い奈良市から補助金がでたこと(4分の1)、さらに国の少子高齢化補助金の中の新規創業者のための商業施設ということで厳しい審査の上補助金(4分の2)が出たこと。10のスペースに対して40件の応募があり、2007年4月無事オープンしたこと。その後商店街にも誘われるように、10軒あまりの新しい店が次々開店したこと。その中でも規模が大きかったのは8年間空き店舗であった,もと食品スーパーであった建物を取得され2008年7月フレッシュマート「オーケスト」が開店したこと、それは中心市街地の基本計画のひとつとして、改装資金の2分の1が国からの補助金がでたこと。この2年間で通行量が30%アップしたこと。夢キューブの建物に対し景観デザイン会長賞をいただいたこと、今年選ばれた「新がんばる商店街77選」をいただいたこととその審査委員長の石原先生から、「最初のひところがりがたいへんエネルギーがいるものだが、夢キューブはそれの実践であった」とおはなしいただいたことなどを報告しました。
無事持ち時間の中でお話しすることができたようです。
そのあと、遷都1300年をきっかけとした人と文化の育成へのとりくみを、NPO法人なら元気もんプロジェクト推進会議の乾理事長(もちいどのセンター街明新社社長)が話しました。
それぞれのテーマで分科会があったり、その後懇親会も開かれ、夜8時まで中身の濃い研究会となりました。また各地のいろいろな実践をうかがったり、名刺交換するなどとても良い経験になりました。
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