「チビは、もてもて」
旧知の奈良市在住の僅はじめ氏がこのほど奈良新聞社からエッセイ集を出されました。
チビとは飼っておられるネコのことです。
前回作の、「ネコじいさんのそぞろ歩き」は、2005年のコスモス文学出版文化賞、2008年日本自費出版文化賞入選ということです。
飼っておられる2匹の猫の詳細な観察のエッセイ。大東島やくじらウオッチング、いろいろなところにでかけたエッセイ。町内会や太極拳の教室での話し、団体旅行で夫婦参加のおばさんに「なぜ1人で参加ですか?」という問いに「妻は死にました」という一声で撃退(ほんとうは奥様は健在ですが)。教師であったことから、出席した同窓会で、生徒から(先生であったことを忘れられ)生徒と間違われたこと。70才をすぎて、指先や手のひらの変化、動作の変化、体調の変化、など一回り先を歩んでおられる示唆に富んだお話が参考になりました。第1作に続く、軽妙な著者のエッセイはおすすめです。
奈良新聞社の紹介のhpです。http://www.nara-np.co.jp/book/chibi.html
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