町なかウオッチング
奈良市中心市街地活性化研究会は、中心市街地の8つの商店街の集まりです。先日まで、「はじまりは正倉院展スタンプラリー」で他のグループの人たちと一緒になりたいへん忙しくしていました。
さて、新しいメニューとして、日頃よく知っていると思いがちな、同じ中心市街地の商店街を別の眼で見て歩こうという町なかウオッチングの第1回目をおこないました。今回は近鉄奈良駅から小西通り商店街から三条通を西へJR奈良駅まで10名あまりでうろうろと。行き止まりの商業施設「ならら」は、実は西の駐車場を通り抜けてやすらぎの道にいくことができるとか、路地の奥の薬局とその上の居酒屋、そしてすぐそばの元パン工場。趣のある和風の建物が長い年月空き家であるとか。あまり使っていない都市銀行の駐車場は、不足している駐輪場に貸してもらえないだろうか。あの奥の古い建物はなんだろう、どこが入り口の家だろうか?
三条通に出て、角振町(つのふりちょう)、上三条町は店が立ち並んでいますが、自治会はあるけれど、商店街という組織はないままに、推移しています。なんとか商店街の集まりを作ってもらえないものだろうか?と思います。
やすらぎの道を越えて、ここから西は三条ショッピングモールです。上三条町、下三条町とつづきます。もと銀行跡地の広い駐車場、いろいろ様相が変化していて、以前は何であったのだろうと思い出しにくいところが多いところです。また現在、歩道を拡張して全体に16メートル道路になる予定の都市計画道路だけに、セットバックして建て替えされたり、準備中であったりしています。また飲食店の進出も目立ちます。もと日本酒の醸造所跡は広大な面積を占めていますが、有効活用が望まれます。裏通りのもと市場のあとの公園も小火などがあったため現在閉鎖されています。それらを結びつけたものも考えられても良さそうです。
2010年に向けてあとわずかですが、JR奈良駅からの奈良のメインリート三条通は大きく変化しつつあります。ぜひ良い変化の方向に進んでもらいたいものです。
同じ中心市街地で商いをしていても、説明など聞きながら、外からの視点でゆっくりとウオッチングするというのはたいへん貴重な機会でした。これを今後に生かしていきたいものです。
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