奈良国立博物館へ
時間を見つけて、奈良国立博物館をたずねました。ちょうど「おんまつり」の展覧会が開かれているからです。いろいろな宝物が展示されています。江戸時代などいろいろの年代の絵巻物では、いまもつづくおん祭りがむかしと同様に伝えられていることがわかりました。
また奈良市の市井のまち保有の、春日信仰の掛け軸なども展示されていました。京終町(きょうばてちょう)や城戸町(じょうどちょう)などでは町内で集まり春日信仰が伝えられているそうです。またチラシの鹿は実際はとても小さなものでした。
資料室で、最近作られた45分の「おん祭り」のハイビジョンビデオが放映されていました。お供えの米を田植えする様子やお旅所用の木を刈る様子、むしろを作る様子、子供たちが雅楽の楽器を練習する様子など、日ごろ、目に見えない準備の様子から、お祭り全体、そして舞楽は中国やベトナムなどの踊りの影響があるといった、とても中身の濃いビデオでした。おんまつりのときなど博物館に行かれたら必見のビデオだと思います。
(写真は「ならら」12月号、植田英介氏撮影)
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