大峰登山3
また、ずんずん登っていくと、かなりくたびれてきました。時計を見ないで、とにかく次の休憩が唯一の楽しみです。日頃、平地では歩くようにこころがけていますが、登りはエスカレーターやエレベーターについたよっている足の弱さがよくわかります。
大峰山では、すれ違う人とのあいさつは「よう、おまいり」です。くだりの方が「ようおまいり」と声をかけてくださるのはうれしいのですが、登りで「よう、おまいり」とあいさつを返すのもなかなか苦しいときがあります。
ときどき、視界がひらけたところで、写真を1枚撮るのがやっとというぐらいになってきます。
登山の入り口でもらったジュースにポカリスエットで、のどをうるおしますが、すべてが汗になって出てくるようで、2本のタオルも汗でぐっしょりです。
遠方はややガスっていて、太陽も日差しもやや弱く、暑さは感じないのですが、とてもくたびれてきます。
ところどころ急なところは、木のはしごや階段や橋で歩きやすくはなっているのですが、その歩幅に足がどうも上がりきっていないようで、足を持ち上げるのがなかなかたいへんになってきました。
目の前の何十段かの木の階段は、ビルなら何階建てなのでしょうか。目の前に迫ってくると、直登という気がしてきます。
8人のなかで最年少は、小学校5年生、日頃、つばいアキンズというミニバスケットのチームで練習している少年で身も軽くわれらをおいて、すいすいと登っていきます。
体力の低下、日頃の運動不足を、知らされます。
コメント