旧春日野グラウンド(運動場)
面白い記事を見つけました(毎日新聞、8月1日朝刊)。「東大寺めがけて打つ、阪神・藤村選手も本塁打」という見出しで、いまは今度の燈花会でもつかわれる旧春日野グラウンドのことが載っていました。
1910年(明治43年)平城遷都1200年を記念して作られたそうです。広さは26000平方メートル(8125坪)とのこと。1929年(昭和4年)には、プールも作られたといいます。われわれが子供のころ、新公園といって、夏にはプールに父に連れられたり、子供たちで遊びにいき、泳げるようになったのもあのプールでした。いまでも、当時の水泳開始のサイレンと、泳いだあとの「あめ湯」というあたたかい飲み物のはなしがよく友達の間で思い出話ででてきます。
さて、その運動場には、高校野球や、プロ野球の試合や、プロ野球のキャンプも行なわれていました。1949年には、プロ野球公式戦、阪神ー東急戦がおこなわれ、あの藤村選手がホームランを打って本塁打王のステップにしたとのことです。
1988年の奈良シルクロード博覧会の会場になり、その後は、春日野園地として、広々とした芝生の公園になっています。いま歩いて横切っても、その広さは、大仏殿の大屋根とともに、たいしたものだと思います。
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