「マイ奈良」ともちいどの
「マイ奈良」は早くからの創刊の奈良のシティ・マガジンのひとつで、347号ということだ。朝日新聞の購読者に配布され、また書店でも売られている。いろいろな楽しい情報が盛りだくさんだが、その中に増尾正子さんが、「奈良の昔話」を128回にわたって連載されている。単行本にもなりすばらしい現代の語り部だと思う。
その12月号に、4ページにわたり、平城外京六坊通りの7回目ということで、もちいどのセンター街がとりあげられている。名前の由来、信仰ぶかい町、大宿所、12月15日の大宿所祭り、おんまつりのわらべ歌「せんじょ行こう、まんじょ行こう、せんじょの道にはなにがある、尾のある鳥と尾のない鳥(うさぎ)と、せんじょ行こう、まんじょ行こう」などなど。昭和30年県下で初めてのアーケードができたこと、44年に通路がカラー舗装されたこと、昭和初期の通園通学のころのもちいどののにぎわい、などいきいきと描かれ、また現在の商店街のようすもあたたかく書いていただいている。
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