大晦日からお正月へ
いよいよ、きょうは12月31日大晦日です。いろいろあった2005年、平成17年もお別れです。
お正月は、子供のころはなぜあんなにうれしかったのであろうかと思うこのごろです。お正月には新しい下着をきせてもらったり、新しい服をきせてもらったこととか、お年玉をもらえること、ごちそうやお餅をたべられること、とにかく勉強からも解放され、たこあげやら、春日大社へのおまいり、かるたや百人一首、ゲームやトランプ、駒回しなどで遊べることであったように思います。また、みちばたで羽子板もおつきあいしました。そんな、歌に出てくるような、お正月をすごしたわれわれの世代ですが、この年になってもやはり、お正月はこころあらたに迎えたいと思います。
さて大晦日がすぎ、新年をむかえるころ、奈良の町には、興福寺南円堂の除夜の鐘がきこえはじめます。遠くには東大寺の大鐘もつきはじめられていることでしょう。三条通は、文字通り、春日参道であり、春日大社に新年のお参りに行かれる方の足音も聞こえます。春日大社は終夜おまいりがあり、東大寺大仏殿は夜中から朝まで開放され、大仏様のお顔も、特別に開けられた窓から見ることができます。寒くもあり、静かでもある、奈良のお正月は東の奈良奥山から初日の出でおごそかに、新年をお迎えします。

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