「孫はかすがい」
正倉院展も14日まで、かなりの入館人数を新聞はつたえている。夕方5時ころ入館した知人は人が少なくなっていて、よく見ることができたとも、いっていた。通りでは昨晩の雨で落ちた、たくさんの濡れ落ち葉が早く起きた人の手で、路面の一角に集められている。
さて、「孫はかすがい」というのは、新聞で見かけた、ある住宅メーカーの広告の見出しだ。普通、「子はかすがい」というが、「孫はかすがい」というのは、たぶん作られた言葉であろうが、なかなか、言いえて妙だ。そもそも、かすがいは、「金」偏に「送」と書き、建築の言葉だ。追い討ちをかけるように、「老いる姿を孫に見せるのも、大切なことではないだろうか」といった意味の言葉を添えている。
2世帯住宅をつくらないか、という広告であるが、なかなかうまいコピーだと思った次第。
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