「ALL WAYS三丁目の夕日」
新聞の広告で、ふと、ノスタルジアをそそられる、絵をみた。近頃、心斎橋そごうがそうであり、大阪ガスの宣伝でも見かける、なつかしい描き方の絵であった。コミックではずいぶんまえからあったそうであるが、東京タワーができたころの東京をえがいた映画だ。原作はコミックの西岸良平氏だそうだ。
昭和33年の春から大晦日までを描いた映画だ。東京タワーが建設され、完成するまでの間の物語だ。春、青森を出て上野駅につく蒸気機関車sl。集団就職。受け入れる町の修理工場のこどもは東京の町の小学校4年生。10才、であろうから、まさにわれら団塊の世代。向かいのこども、そのころのこどもが実にうまく描かれている。なつかしいあの頃の時代が、かなり忠実に再現され、東京タワーの建設が進む東京もああいうなつかしい風景であったのだとまたなつかしい。
われわれ団塊の世代もしかり、その子供の世代も見てよかったという感想を聞いている。世代を超えた映画だと思う。
いろいろな出来事や、やりとりが、この映画にはこめられている。そして、なつかしさだけではないものがこめられていると思う。CGの活用、カメラワークもすばらしい。奈良でも中心市街地のすばらしい新しい設備の映画館、むかしは東映映画をやっていた、マルチスクリーンのシネマデプト友楽で、12月9日まで上映されているということであった。
「ALL WAYS三丁目の夕日」のHPは以下のとおりです。http://www.always3.jp/index02.html
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