まちの内外
ずいぶん今年は残暑がのこり、なかなか秋を実感できませんでしたが、知らないうちに山茶花が咲き、庭のさんしゅの実も赤くなり、はなみずきも実も葉も赤くさせてきました。天気予報でも大陸の寒気を語りだし、夜はずいぶん寒いくらいの涼しさになってきました。奈良公園のオスシカも角が切り落とされました。
しばらくぶりに、JR奈良駅前辺りに行くと線路の東にサンホテルがオープン間近であったり、三条通を行くと、100円の大型店が出たり、安いお菓子屋があったところと思われるところに落ち着いた雰囲気の和菓子店ができています。戦前からあったという桜井線をまたぐ奈良跨線橋も解体工事がはじまっています。
西のほうでは、高の原のあたりのイオン・ジャスコの工事の準備のためか、街路整備という看板が出て工事中であり、来年3月27日に開通を伝えられる大阪の地下鉄中央線の延伸が生駒から登美ヶ丘まで工事が急がれているようです。最近聞いたところでは、その登美ヶ丘駅あたりには、またもやイオン・ジャスコがつくられつつあるとか。奈良県も、福島県のような大型店の出店規制の条例を、つくるべきではないでしょうか。
先日、大阪天神橋筋の商店街の会長である陶器屋さんの土居年樹さんの講演を聞く機会がありました。商店街はまちを長年守ってきている、「街商人まちあきんど」であり、文化や伝統の担い手なのだ。商業力では大型店に負けても、人間力で勝っているのだ。このごろ日本はいろいろおかしいことが多すぎる。といったお話でしたが、大いに共感するものでした。また本も書かれています。東方出版「天神さんの商店街」-街いかし、人いかしー1700円
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