SCほど儲かるビジネスはない!
NPOまちづくり協会からメルマガが届いた。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
週刊東洋経済9月3日号で、SCほど儲かるビジネスはない!が特集
されています。その記事を紹介しながらコメントします。
イオンSCの事例では、不動産デベロッパーとしての収支は、
総賃貸面積(営業面積)3.3㎡当り
収入 13000円に対し、原価は3700円(総利益率70%)
-愛知県東浦SC-
収入 19300円に対し、原価は8900円(総利益率55%)
-神奈川県大和SC-
ということです。(数字は丸めています)
収入には、家賃、共益費、その他販促・駐車場等の負担金が含まれます。
これはテナントの負担です。
原価は、土地・建物に関する投資・維持費・諸税等です。
共益費は収入に含まれていますが、原価には含まれていません。
その分は、総利益から控除される一般管理費等に含まれますが、
その結果としての利益率は、イオンモールで35%、ダイヤモンドシティで
26%ですから、表題のように、SCほど儲かるビジネスはない!
ということになります。
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日本の消費に対して、売り場面積が過剰ではないか。郊外に立地していては、歩いて便利な高齢者にもやさしい中心市街地が空洞化しシャッター街になってしまい、地域社会が崩壊してしてしまう、ひいては日本がこわれていく、という正論が、こうした儲かる論理に負けてはいけないと思う。郊外のSCの建設立地は、また農業地帯の破壊であり、日本の食料の自給率の低下、農政の「ノー政」にもつながる。大きな日本の今後の進路にかかわる問題だが、いまの総選挙は、郵政にわいしょう化されているような気がしてならない。
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