ネコじいさんのそぞろ歩き
これは本の題名です。奈良在住の筆者、僅はじめ氏が、身辺に起こった日常のできごとに、多少フィクションをおりませ、小説風エッセイにしあげるのを、ねらいとしてきました。根底にあるのは、「人の言動に興味をもって観察する」好奇心そのものです。とあとがきに書かれています。犬の散歩をする人は多いですが、毎朝のネコの散歩というとずいぶん根気がいるようです。そして自らの体験にふまえ、高齢化社会、たんに長生きではなく健康でなくてはという主張をされています。含蓄深い内容でもあります。
筆者の恩師である外山滋比古氏の推薦の文は「筆者とのつき合いはそろそろ50年になるが、ここ10年、エッセイひと筋に打ち込んできた歩みはひときわすばらしい。その間の成果を収めたこの本の出版を喜び、ひとりでも多くの読者の手にわたることを願っている」とあります。
ちかごろ紀伊国屋書店WEBでも取り寄せできるようです。「ネコじいさんのそぞろ歩き」 著者 僅はじめ 発行所 澪標みおつくし、ISBN4ー86078-061-2 定価1600円(税別)
« 中内功氏 | トップページ | 奈良市写真美術館 »
« 中内功氏 | トップページ | 奈良市写真美術館 »
コメント