会津八一
もと早稲田大学教授で、歌人の会津八一(1881-1956)さんという方がおられた。秋艸道人とも名乗られている。かつて学生を連れて奈良の古社寺を訪ね、たくさんの歌を残しておられる。奈良のあちこちにも、歌碑が建てられている。そのひとつに、猿沢池畔に歌碑がある。
「わがもこ が きぬかけやなぎ み まく ほり いけ を めぐりぬ かさ さし ながら」 猿沢池 興福寺の南にあり。この池の岸に「采女祠」というものあり。そのほとりに 衣掛柳というものあり。一たび平城京のさる天皇の寵愛を得て、やがてまたこれを失ひしを悲しみて、身をこの池に投じたる一人の采女の伝説あり。(岩波文庫 「自註鹿鳴集」より)
かつてよく投宿されたという登大路町の日吉館は田村さんという面倒見の良いおばさんの応対の良さなどで有名であった。われら水泳部の納会(シーズン終了時の会)でもおいしい牛肉たっぷりのすき焼きを食べさせてくれた部屋にも会津八一さんの書画がたくさん掲げられていた。今は閉館状態だ。なんとかならないだろうかと思う。
ようやく見つけました!
今から近くのお寺の歌碑とすばらしい枝垂桜を見に行ってきます。
投稿: 春の青空 | 2008年4月 6日 (日) 13時56分
春の青空さんへ。
たくさんのコメントありがとうございます。
会津八一や日吉館のことを検索された由、http://www.geocities.jp/surume81_1/hitorigoto/81/81top.html
のhpをお勧めします。
投稿: 鹿鳴人 | 2008年4月 7日 (月) 10時46分