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2005年9月26日 (月)

中内功氏

もとダイエーの中内功氏が亡くなった。(本当の名はつくりは刀ということだ)。「主婦の店」「流通革命」「価格決定は消費者」「良いものを安く」といった主張がなつかしい。いつであったか、箱根の商業界のゼミのときご本人からの「ダイエーは売上1兆円を達成しました。さらに4兆円をめざします」という電報を満員の商業者に読み上げられたときの、どよめきを思い出す。戦後「大きいことは良いことだ」「モノは豊富に」「モーレツ」「所得倍増」「高度成長」などがもてはやされたが、バブルを契機に、「失われた・・・」ともいわれている。ダイエーも昨年産業再生機構いりし、マイカル、長崎屋、なども他へ移されて行った。外資のカルフールも撤退し、ウォルマートも日本市場で苦戦と伝えられている。それでも、巨大SCはつくり続けられている。われわれ、零細小売店も日本の消費者の財布のヒモが固いのは、自分たちの責任だと反省はしつつも苦戦しているのは同様だ。やはり時代が変わったのだと認識すべきだと思う。昨日25日のNHKスペシャルでも「日本の群像⑤どうしたら買ってくれるのか、巨大スーパーの販売最前線」ということでイトーヨーカ堂が取り上げられていた。先行き不安、おなかいっぱい、人口減少の時代の商いを文字どおり、「飽きない」でやり続けることに知恵を絞りたいと思う。

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