奈良・猿沢池の中秋の名月
昨日の奈良はとてもよい天気であった。昼間は汗ばむほどの暑さであった。長い準備期間をへて、昨日は古都奈良の采女祭であった。奈良時代みかどの寵愛がうすれて池に身を投げたうねめの霊をなぐさめるための祭だ。遠来の福島県郡山市からも使節団がやってくる。おりしも、連休のため空前の人出であった。5時からJR奈良駅から、おわたり行列が出発し、猿沢池のそばの采女神社(春日大社の末社)での神事の後、2艘の船がぎっしりの人に囲まれた猿沢池を2周ゆっくりと雅楽の演奏をかなでながらこぎだされた。ちょうど、東の春日山にみごとな満月がうかびあがり、とても幸せなきもちを感じることが出来たお月様であった。
舞台裏では、昨日朝7時から地元のひと100人くらいと池の周りを大清掃。船のこぎ手も地元の若い商業者そして、もろもろのお手伝いも地元の人たちだ。この伝統行事の下だけに、名月はよりすばらしい満月であったのではないかと思った次第。
あと5年後2010年、奈良に都が出来て1300年だ。
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